
人狼廃人が初心者で人狼で勝つためのポイントコツをまとめてみました。
目次
1.人狼歴と魅力
1.1.人狼歴
筆者は人狼を少なく見積もって3000時間はプレイしてきました。実際にはおそらく5000時間程度プレイしてきました。
今までプレイしてきた人狼は人狼X,人狼Z,るる人狼,人狼ジャッジメント,人狼殺等。このうち、るる人狼と人狼ジャッジメントがプレイ時間のおそらく大半を占めています。
経歴的にはるる人狼を2012年~2016年、人狼Jを2018~今、こんな感じです。
るる人狼を始めたころの2012,2013年あたりは初心者で、2014年から割かし上級の部屋に入るようになりました。(記憶はあいまい。) 具体的にはダンロンRP部屋。
で人狼Jを始めたころはすくなくとも上級,中級部屋以外には入れないレベルにはなってました。
誰でも部屋は議論になるならない以前に会話ができないレベルで人狼に対する知識及び言語化能力が乏しい人間が大半を占めています。
おそらく現時点の筆者の人狼の精査能力はおそらく頂点付近のはずです。いやお前よりうまいやついくらでもいると言われるかもしれませんが、私は頂点に近いと自負しています。
1.2.人狼の魅力
前述したように筆者は廃人といっていいほど人狼をプレイしてきました。それでふとこう思いました。「いったい人狼の何がこんなに人を惹きつけているのだろう。」と。
少なくとも個人の感覚でこの問いの答えを言うと
要はクリアが一定化されていないストラテジーの攻略が楽しい。
なんか意味不明だと思われるかもしれませんが、筆者的にはこう思います。
まずクリアが一定化されていないという言葉の意味はようはストラテジーつまりターン制ではないということ。例を考えるとわかりやすいです。
ターン制RPG例えばドラクエ,FFは攻略及びクリアに必要な行動,準備がかなり明確にあります。
どの装備,どのスキルがあればクリアは簡単になる、どのアクションを取れば攻略が容易になるといったものが極めて明確で不変的、ようは答えが決まっているという事。個人的に言うならば要求プレイヤースキルが静的なもの。
カードゲームのプレイヤースキルとFPSのプレイヤースキルは全然違いますよね。前者は静的なもの,後者は動的なもの。
クリアが一定化されていないというのは要は必要スキルが動的なもの、と言い換えられます。つまり人狼は攻略つまり勝ちに必要な物事が固定化されていないと言えます。
でこの後に続いているストラテジーと書かれると?????となるかもしれません。今まで例で挙げた静的なものはターン性ストラテジーつまりカードゲーム等で、人狼はそれとは違う動的なものとなります。
動的なものとストラテジーって一緒になるの?と疑問が出るかもしれませんが一緒になります。理由は割愛。これが人狼が面白いところなんでしょうね。
ようはチャット,会話で誰が人狼なのかを探すつまり基盤はストラテジー。しかしその中身は動的でクリア,攻略が一定化されていないともいえるんです。
これが面白いんでしょうね。おそらくゲームジャンルで例えると人狼ってMOBAに近いんじゃないのかなと思っています。要は動く対戦型ストラテジーゲーム。
プレイヤー層はLOL,DBD,第五人格とかそのあたりがおそらく人狼と被るはずです。基盤はストラテジーだけど動いて対戦できるゲーム。
人狼って対戦するとき人が変わるのでログとかまるっきり変わります。例えば自分が市民だった時誰が人狼なのかを推理しますよね? 推理もとのログは人によって変わります、ログが変わるところが面白いんでしょうね。
これ詳細かくとガチで論文レベルに複雑になって専門用語が飛び交うので控えます。
2.人狼で勝つコツ,ポイント
市民と人狼とで分けて解説します。(その他の陣営は解説に含めない。)
また次に前提事項をまとめます。
●多役部屋は考慮しない。
●基本的に難しい内容。
●基本的に誰でも部屋以下は考慮しない、全員「まとも」である場合を仮定する。
2.1.市民サイドのコツ,ポイント
▼市民サイドに必要なスキル
市民サイドはようは人狼をを見つけて吊ることが必要。ログで人狼サイドを見つけることが必要です。また自分が吊られるのも避ける必要があります。
つまり市民に必要なスキルは、
精査能力及び吊られないためのログ作り
このうち精査能力を鍛えれば自動的に釣られないログを作ることができます。高い精査能力を言語化できる場合は吊られることは少なくなります。よって人狼を見分けるポイントでまとめて紹介します。
人狼を見分けるポイント
ぶっちゃけ人狼を見分けるポイント自体は無限に書けます。今回はそれらのポイントをまとめて普遍的にして解説していきます。1つずつ細かく書くと終わらないので。
また次に前提事項をまとめます。
●多役部屋は考慮しない。
●基本的に難しい内容。
●誰でも部屋以下は考慮しない、全員「まとも」である場合を仮定する。
●発言が重い
まず発言がシンプルに重いです。これに関してはなんとなくわかるという方も多いはず。で初動を要素にする人間が多いと思いますが上級になればなるほど初動はあまり関係ないです。
理由も簡単で初動なんていくらでも人外で発言偽装できるから。
誰でも部屋とかは初動の重さで人狼かどうかの要素にしてもいいですがあまり初動を重要視しないでください。初動を重要視する人間は結局は初動でしか要素を取れない視点弱者とも言えるので。
で本題に戻るのですが人外は発言全体がやや重いことが多いです。あくまでも傾向なのでこれだけで決めつけないでください。市民で重い人間も十分にいます。
●盤面の把握が遅い
盤面の把握が遅い人外も割かしいます。重要なのは市民は盤面の把握が遅い人間が少ないという事。これは結局のその人間のスキルにかかわりますが、上級になればなるほど市民は盤面の把握が早いです。
ただ人外も基本的に盤面の把握自体は早いので、あくまで把握が遅い人間が人外率が高いという事が重要。
これ詳しく言うと滅茶苦茶顕著に出るケースがあります。それは狐と地雷入りの部屋での占い師の盤面把握速度。この場合の占い師の真偽は極めて容易です。間違えることが珍しいぐらい真偽がわかります。多分9割はわかるはずです。
要は死体が複数出るときの占いCOの盤面処理能力は真占い師だけずば抜けてます。この盤面処理能力を偽で真占いほど早くできる人間は(筆者は)会ったことありません。
人外が盤面把握速度が遅くなる理由も簡単です。それは人外は市民の目線に立って考える必要があるから。市民は得られる情報からストレートに推理すればいいのに対して、人外はストレートに推理できません。
人外はいちいち「自分が市民ならこう推理する」というステップを踏む必要があります。
まぁ現実に例えると友達と話してるときと面接で話してるときみたいな違いですね。友達と話してるときはストレートに話せます。しかし面接で話すときは絶対に自分が有利になるように発言を考えます。慎重に発言を選びます。
これが人外と市民の発言の違いと殆ど置き換えられます。人外はあくまで発言にフィルターが掛かります。発言が澄んでいるのではなく少し濁る感じですかね。まぁこの感覚を「正確に」わかる人間は殆どいないので気にしなくていいです。
●無駄に盤面,ラインを広くとろうとする
説明がかなり難しいです。例えると占い師が3人いる場合に全員を均等に真を追う人間は人外率が高いという事。市民は基本的に人外だと思う占い師は即「人外」と意思表明します。
ただそれをしない人間は人外である場合が多いです。人外はいちいち一段階ずつ要素を丁寧に組み立てるような回りくどいことをすることが多いです。
可能性を広くとるということとも言い換えられます。無駄に可能性を均等に追うということ。詳しく説明してもおそらく理解される内容ではないので控えます。
●精査するときに結論から出てこない
市民は他人が人外かどうか判別するとき結論から出る人間が多いです。これ市民になるとわかりやすいはずです。最初に理由は出てきません。最初に人外かどうかの結論が頭に浮かびます。その後に理由が追う形で出てきます。
いや具体的には根拠→結論→理由の言語化ですね。まず元となる要素を見つけて市民か人外か判別します。その後にそれをりゆうとして言語化します。人外はこの思考順序が歪で、先に理由の言語化から始まることが多いです。
まず「あこの人村っぽい」となってから理由が頭に浮かびます。そしてこれはログから読み取れることがあります。これ内容的には上の無駄に盤面,ラインを広くとろうとすると似ています。
●縄の優先順位の考え方が市民とは異なる
個人的にはもっとも市民と人外とで違いが出ると感じている要素です。理由としてはこれの偽装方法を勘違いしているプレイヤーが多いから。いままで挙げてきた要素はあくまで人外が偽装できることが多いです。
しかしこの要素だけは勘違いしているプレイヤーが多いので明らかにずれることが多いです。
めちゃくちゃ顕著な具体例を挙げます。3日目にログがかなり薄い人間がいたとします。それに対する扱い方が市民と人狼とで変わることが多いです。
これ市民側はこの寡黙人間を放置しようとして、人狼側がこの寡黙人間を釣ろうとします。なぜ人狼側がこうなるかはその立場になればわかりやすく「市民にとってこの不明瞭な位置吊りたいよね?」と勘違いしてしまうから。
人狼は基本的には市民の目線に立つように全行動を偽装します。しかし3日目に市民側が寡黙吊りを進める人間は明らかに人狼側より少ないです。そこで市民と縄の使い方がずれます。
理由もわかりやすく市民側は寡黙人間よりもよく話している人間の粗を探すことに熱心だから。ようは+0-0の人間よりも+3-3の人間を攻撃する傾向が強いです。まぁ気持ちはわかります。
この-3を徹底的に攻撃します。逆張り傾向の人間も多いです。逆に人狼がそういう行動をとることは少ないです。人外はあくまで市民の目線に立とうとしますが市民の思考とずれます。
つまり人外は+-3の人間よりも+-0の人間を釣ろうとする人が多くなります。
ちなみに+-3の人間と+-0の人間は明らかに後者の方が人外率は高いです。現実では前者のほうを釣る人間が割と多いですが。何も要素を落とさない事は最も罪深いギルティ要素です。
●結局市民と比べて精査総量が少ない
精査総量というのはログの文量ではないです。ラインといった単体精査以外での精査総量のことです。単体精査とライン精査をまず分けます。
これらの精査は単体精査のほうが正確性は高いですがライン関連での精査のほうが人外かどうかを識別するにはわかりやすいことが多いです。
理由も簡単で単体精査は内容がpSに依存することが多いから。ようは精査総量が多くても人外が偽装しやすいということ。ライン精査を精査する方が人外の判別は容易という事になります。
結論
今まで解説した人狼を見極めるポイント全てに当てはまる結論を言います。上記で上げたポイント全ての解説内容に含まれることです。それは
人外が偽装できないログがどれだけ含まれているかが一番重要
ぶっちゃけこれだけです。人外は市民に100%の割合で擬態するようにログを作ります。つまり人外で擬態できないようなログを見つけたらその人間は市民である確率が高くなります。当たり前のことですよね。
これ逆も言えていくら村利、村っぽい発言をしても人外が擬態できそうな内容である場合、その発言は全て無意味で不透明なものになります。つまり要素としてカウントできない空白発言と同じ。
誰でも部屋はこれらの発言しかできない人間が多く筆者から言えば9割の人間が空白と同じスカスカどころかおはすてと同一レベルとなっています。
2.2.人狼サイドのコツ,ポイント
▼人狼サイドに必要なスキル
人狼サイドはようは吊られないように立ち回ればいいだけ。
つまり人狼に必要なスキルは、
市民に擬態できるログ作り
市民と同化できるログを作るように心がければいいです。詳しく言うと白いとか村利とかのログを目指すのではなく吊られないログを作れば十分です。
人狼で釣られないポイント
次に前提事項をまとめます。
●多役部屋は考慮しない。
●基本的に難しい内容。
●基本的に誰でも部屋以下は考慮しない、全員「まとも」である場合を仮定する。
●村利提案をする
この村利提案をするというのは普通に村利提案をするのではなく、明らかに人狼が不利になる提案をするという事。つまり基本的に初日に村利提案を言うのは発生しません。なぜなら初日の提案で人狼が明らかに不利になる提案は発生しないから。
終盤の人が少ないときに明らかに黒が不利になる提案をすることで黒が不利になる代わりに吊られないというメリットが獲得できます。
●パッションを出す
パッションはようは感情に訴えかけるログ。理論を基にする精査で市民位置を狙うのではなく、感情ログで市民位置を狙うことは人狼にとって優位になることが多いです。
というのも人狼が市民と同じように精査で競い合う場合市民に競り負けることが多いから。パッションを出して市民に抵抗するのも人狼の戦略の1つです。
●精査レベルをその村のレベルに合わせる
ちょっと難しい内容です。これは要は自分の精査レベルが村のそれよりはるかに高い場合のことを指します。自分の精査を理解してもらえない場合は精査を弱くしてもいいので村のレベルに合わせましょう。
でないと異端者扱いされることが多くなり、吊られ位置に入ってしまいます。
●吊り位置を明確に表明する
人外の中には釣り位置を明確に意思表明しない人がいます。これは人外は誰が人外か知ってるから起こることです。この要素は明確に人外要素として指摘されるので注意しておきましょう。
市民の目線に立って誰が人外かを仮想的に考えておくことが必要です。たとえ少し釣り位置がおかしくなっても釣り位置及び思考遷移自体は一定にしておきましょう。
●思考の流れを作っておく
上記の内容から派生することです。吊り位置及び言動の流れに違和感を作らないでください。思考の流れを変えること自体はそこまで問題ではないですが、違和感を作ると吊られる傾向があります。
あくまで綺麗な流れを作っておいてください。
結論
人狼サイドで勝つには結局吊られないようにすればいいだけです。
結局吊られないようにするには、
市民と同じログにする
ぶっちゃけこれで終わりです。よく人狼で吊り誘導したり人狼利になる行動をとる人間がいますがそれは時によっては逆に不利になることがあります。
人狼でSG位置を作る,吊り誘導するといった行動はその行動自体に人外と指摘されない前提が必要です。ようはその行動自体が村としても認められるような内容でなければならないということ。
この行動は村のレベルが高くなるほど難しくなります。ぶっちゃけまともな村相手にはこんなことできません。まぁそのまともな村はかなり少ないのも事実ですが。
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