ジャンル | ローグライク,アクション |
クリア時間 | 10時間程度 |
難易度 | 簡単 |
リリース日 | 2022/01/19 |
開発元 | BadMudStudio |
対応機種 | steam |
価格 | 1840円 |
目次
レビュー
1.1.良いところ
爽快感があるスピーディーなアクション
このゲームの一番の醍醐味は爽快感があるスピーディーでスタイリッシュな戦闘とそこから発生するエフェクトです。
飛剣と剣の返しというシステムがそれを強調していると感じました。飛剣と剣の返しのモーションとエフェクトがとてもスピーディーさと豪快さを感じられて気持ちいいんですよね。
この戦闘スタイルっておそらく敵が柔らかいからってのも要因の一つになってると思います。本作は雑魚敵が基本的に柔らかいです(あくまで通常難易度基準)。
だからエフェクトを素直に楽しめます。敵が硬いゲームってエフェクトがよくても楽しめないんですよ。エフェクトすげーのあとまだうようよ生き残っていたら( ^ω^)・・・?って気持ちになります。
そしてもう一つ、サウンドエフェクトが素晴らしい。
はいサウンドのエフェクトがめちゃくちゃ気持ちいいです。聞いてみたらわかると思います。例としてはモンハン2Gの肉質が柔らかいところを切ったときのあれです(実際の音は違う)。
ギシャって感じの音が気持ちいいんですよ。まぁこれに関しては個人的な感覚だけかもしれません。
最初のほうは与ダメージも攻撃速度も小さく一般的なローグライクと感じると思います。しかしタレントを解放し、スキルを習得するにつれて戦闘が煌びやかになっていきます。
戦闘スタイルの類似ゲームとしてハーデスが挙げられます。
宗派に個性がある
飛剣の宗派がタイプごとに個性がかなり違います。現在計7宗派あり実質的なタイプは14種類あります。1宗派につき2タイプの飛剣が選べます。もちろん専用スキルもあり戦闘スタイルも変わります。
しかし1番タイプごとに変わるのはエフェクトだと思います。エフェクトが本当にすごい。所持しているスキルが多ければ多いほどエフェクトが派手になります。
もちろんサウンドのほうも派手になります。これは高難易度になればなるほど顕著になります。
本作は高難易度になるとローグライクというよりはハクスラに近くなってきます。特定のビルドを組んで高火力装備でなぎ倒す感じです。これに関してはDLCの項目で詳しく言います。
1.2.不満が残るところ
基本的に不満点はないです。強いていうならばタレントツリーを埋めるために同じことを繰り返さないといけないってことぐらいです。要は初期のころ何回も最初のほうのボスを倒さないといけないってことぐらいだと思います。
1.3.ゲーム内容
ストーリーについて
ストーリーは一応ありますがかなり薄いです。軽く触れます。
ある日突然雪が降りました。なんとその雪は人を化け物に変えてしまうようなものでした。主人公(プレイヤー)はその雪の原因を突き止めに旅立つ。
こんな感じです。
エンディングは2種類あります。ノーマルエンディングとトゥルーエンディング。トゥルーエンディングには条件があります。
ネタバレになるので条件は控えますが、内容は最後ちょろっと変わる程度でまぁ動画で見ればいいんじゃないって感じのものです。無理してみるような価値はありません。
難易度について
本作は難易度が分かれています。通常難易度を含め複数の難易度が設定できます。
通常の難易度は簡単です。ものすごく簡単です。タレントが埋まっている場合、被弾前提でごり押ししても余裕でクリアできると思います。
おそらくこのゲームのタレントは通常難易度をクリアするために設定されたものではなく高難易度を基準に設定されてます。ですのでアクションが苦手な方でもクリアは気にしなくていいです。
どちらかというとタレントを埋める方が苦になると思います。
しかし高難易度は別物です。まあ難しいです。色々難しくなるんですが一番イライラするのはおそらく敵の硬さです。通常の難易度は一発で溶かせられるんですが高難易度は敵が異常に硬いです。
詳しく言うと敵が硬いかどうかはこちらに特定のスキルが手に入ってるかどうかに依存します。つまり運が絡みます。これが嫌な人もいるでしょうね。トレハンに近いんですよ。
いいスキルを序盤に発掘できたらギリギリ許容できるレベルです。しかし必要なスキルが手に入れられてない場合は地獄です。本当に異常に硬いと感じるはずです。
敵が硬い理由も単純で、強力なスキルって基本的に攻撃力を乗算で上げるんですよ。つまり相手のHPもこれに合わせられてるんで強力なスキルが手に入ってない場合って乗算で攻撃回数が増えるってことです。
これが複数個手に入ってない場合ってもうダメージを与えられてるかどうかすらわからないレベルで体力ゲージが減りません。
詳しい与ダメージ関連についてはDLCの項目で言います。
雑魚敵,ボスの注意点
出現する敵について。雑魚敵は後半に進むにつれてぐろくなります。例を挙げると、バイオのクリーチャー的な感じになります。そういうのが苦手な方は先に動画とかを見るのをお勧めします。
次にボスについて。ボスは中ボスと章ボスで分かれています。中ボスはプレイするごとにランダムに変わります。章ボスは固定化されています。まぁローグライクではよくあるパターンだと思います。
章ボスの攻撃手段はそこまで過激ではないと思います。ちゃんとみたら大体は躱せるレベルのものかと。もちろん後半のボスは激しい攻撃をしてきます。
DLC1夢魔モードについて
本作はDLCがあります。夢魔モードです。このモードは高難易度です(本編の通常難易度と比べてであって本編の高難易度よりは簡単)。
敵とボス,ステージも一新され専用のものとなります。このモードが本当に楽しい。というかこのモードが楽しさの8割占めてる(体感)。
このモードはハクスラ感がすごいです。このモードはローグライクではなくハクスラというジャンルになります。
このモードが爽快感があるスピーディーでスタイリッシュな戦闘とそこから発生するエフェクトを最も感じられると思います。
夢魔モードは従来のシステムに加えて夢魔システムが追加されます。これは所謂バフを得られると同時に縛りも受けるといったシステムです。
例えば攻撃力が増える代わりに被ダメージが増えるといった感じです。これが本当に面白い。いや気持ちいいといった方が正しいかもしれない。
何が面白いって、インフレ度合いがすごいです。DPS(1秒間の与ダメージ)がえぐいです。本編の初期のほうだと攻撃力20でDPSはせいぜい80とかなんですけど、このモードDPS100万とかになります。
ちなみにこのモードになるとビルドも多少意識する必要があります。
総評
DLC2が発表されたとのことで暖雪 Warm Snowのレビューを書いてみました。本作は筆者はかなり楽しめました。ストレスがたまるような不満点はなかったです。
やっぱりローグライクゲームはサクサク進めるようなゲーム性がベストだなとこのゲームを通して感じました。あと与ダメージのインフレが面白いです。
特定のビルドを組むといったハクスラ要素が含まれているのも◎。
価格も1840円なんですがDLCを含めた場合まあ許容範囲だと思います。DLC2が発売された場合価格が上がる可能性があるので早めに購入しておいた方がいいかもしれません。
ポジティブポイント | ネガティブポイント |
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アクションが爽快 | 初期は不便なことが多い |
様々なタイプのアクションが楽しめる | |
エフェクトが派手 | |
ハクスラ要素が含まれている | |
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