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【レビュー】Gwent:どんなゲーム?どんな人におすすめ?基本ルールを踏まえて解説/評価,感想

この記事は約10分で読めます。
Gwent:タイトル
ジャンルカードゲーム
難易度無し
クリア時間無し
リリース日2020/05/19
開発元CD PROJEKT RED
対応機種android,IOS,PC,Play station,Xbox
価格無料

steamのダウンロードページへは以下のリンク先から飛べます。

1. ゲーム紹介

※まず最初に注意喚起

このゲームは半分死んでます。開発元がアップデートを停止しました。
代わりにユーザーの総意でアップデートをするようなシステムがとられています。

1.1 ゲーム概要

●ゲームジャンル
PvP,カードゲーム,ストラテジー

●ゲーム性
対戦型のカードゲーム。様々な効果を持ったカードでデッキを組んでオンラインで対戦しよう。

ゲームシステム

●ゲームの基本
・対戦開始時にマリガンを行う。
マリガンとはカードを引き直すこと。不要だと思ったカードを入れ変えよう。

・対戦はターン制。
カードは1ターンに1枚だけプレイすることができる。他には命令などの盤面操作ができる。すべての行動を終えたらパスを選択して相手にターンを渡す。これを繰り返すのが基本。

●勝利条件
対戦はラウンド制。勝利条件は2ラウンド勝利。つまり対戦は最大3ラウンド行う。
ラウンドの勝利はお互いのターン終了時にどちらがより戦力が高くなっているかによって決まる。下記画像の⑥が戦力。

・基本的には3ラウンド目に移行するのだがそこまでにどれだけ相手のリソースを削れているかどれだけ自分の手札にキーカードがきているかが勝敗のカギを握る。

先制したほうが2ラウンド目にプレッシャーをかけて高コストカードを使わせるような状況に追い込ませて3ラウンド目に勝利といった流れが基本の考え方。


●ゲームシステム
画像を通して解説。

Gwent:ラウンド解説

①手札
最初の手札は10枚。また2,3ラウンド目になるとそれぞれカードを3枚補給できる。またデッキの最低枚数は25枚。
つまり16/25枚が消費できる。よってデッキ圧縮カードは基本的に必須。所持していないとキーカードが来ないことが多発する。

④近接,⑤間接
カードを配置する場所のこと。近接、間接で異なった効果を持つカードなどがある。

●カードの見方

Gwent:カード解説

1.2 どんなゲーム?

カードの種類

カードの勢力(いわば属性,クラス)はニュートラル及び6つの勢力からなっている。カードは勢力ごとに異なる特性を持っていることが多い。

カードのタイプはユニット,スペシャル,アーティファクト,ストラタジェムの4つがある。

ユニットはカードゲームお馴染みのカード。召喚して戦わせるようなメインのカードとなる。

スペシャルはいわば魔法、呪文カード。ユニットを補助したり、ダメージを与えたりする。

アーティファクト、これはその場に留まり続けるようなカード。その場にとどまり効果を発揮してくれるものが多い。

ストラタジェム、これは一戦目のみに先攻のプレイヤーの場に出現するカード。勢力にあった効果を持っていることが多い。下記画像が例。

Gwent:ストラタジェム

デッキのアビリティ

デッキを作る際に勢力ごとに異なったアビリティを選択することができる。アビリティは基本的に特定のカードとシナジーを持ってることが多い。

選択したアビリティにあったカードをデッキに組み込もう。またアビリティによってデッキのコスト上限も決まる。

Gwent:アビリティ

カードの入手方法

主なカードの入手経路は以下の通り。

●タル
タルとは所謂カードパックのようなもの。タルを割ってカードを入手することができる。タルは鉱石,リアルマネー等から入手できる。

●紙片
紙片を消費してカードを入手することができる。カードにおけるゴールドのようなもの。紙片はカードを砕いたときや報酬手帳から手に入れることができる。

●ジャーニー
ジャーニーを進めることで、報酬ポイント,カード,ゴールド等を手に入れることができる。ジャーニーは週別クエストで進めることができる。

Gwent:ジャーニー

●報酬手帳
報酬ポイントを消費して報酬を獲得することができる。報酬は主に鉱石,タル,カード,紙片。報酬ポイントはジャーニーから主に手にいれることができる。

Gwent:報酬手帳

2. どんな人におすすめ?

※まず最初に注意喚起

このゲームは半分死んでます。開発元がアップデートを停止しました。代わりにユーザーでアップデートをするようなシステムがとられています。

このゲームは特徴としてカードゲームにも拘らず運の要素はあまりないことが上げられます。
というのは基本的にデッキ圧縮をしているから。大体のカードが手元に回ってきます。よって純粋にPSで勝敗が決まるゲームともいえます。


またこのゲームは無課金の初心者には厳しいです。厳しいという表現を使ったのは無課金で構築デッキを作るのにはかなりの労力と時間が必要という意味です。

逆に構築されたようなデッキを使わなくても大丈夫って方には全然厳しくないです。まぁ誰でもわかるように言うとよくあるカードゲームです。無課金の初心者でガッチガチのデッキは作れません。

最大の醍醐味

運が絡まずPSで勝敗が決まる。

こんな人におすすめ

●奥深いカードゲームを味わいたい。
●運が絡まない純粋にPSで勝敗が決まるカードゲームを味わいたい。
●ダークな雰囲気のカードゲームを味わいたい。

こんな人にはおすすめできない

●アップデートが終了しているゲームをプレイしたくない。
●初心者でちゃんとしたデッキを作るのにリアルマネーを掛けたくない。

3. レビュー

シンプルに奥深い

まずシンプルにこのゲームは奥深いです

Gwent:ラウンド解説
基本的な対戦画面


●理由の一つ目ははテンプレのデッキみたいなものがないから。
まぁこれって逆に人口が少ないともいえますけどね。レア度が高くコストが重いキーカードとかは固定化されていますけど、低コス帯カードは本当に人によって千差万別です。


●二つ目の理由は、ラウンド2本先取が勝利条件だから。
つまりゲームのプレイとしてリソース管理要素が含まれるわけです。これが普通のカードゲームと違うところだと思います

自分のリソースをどれだけ最小限に抑えて3ラウンド目に移行するか、相手のリソースをどれだけ消耗させて3ラウンド目に移行するか。
所謂駆け引きですね。なにかいい具体例があればいいんですけど思いつきません。

初心者はハンド差を作ることが一つの目標になったりします。3ラウンド目に自分の手札を9枚,相手の手札を8枚にすると有利になります。

まぁでもこの考えって初心者のもので、実際はデッキによるんですけどハンド差が関係ないもののほうが多いです。これの理由は別記事に挙げます。

●三つ目の理由は、召喚場所が近接,間接と二種類あるから。
召喚できる場所が二列あります。つまりカードの効果も2列分あります。

例えば近接と間接で効果が違うユニット、一列すべてにダメージを与えるようなスペシャルカードなどがあったりします。要は召喚場所が二列に増えることによって召喚そのものがより複雑になっています。

勝敗が運に左右されない

●運に左右されない
このゲームは3ラウンド目までに何もしなくても16枚のカードを引きます。デッキの枚数は基本的に25枚です。

つまり無条件で16/25枚引きます。またデッキ圧縮カードもほぼ含まれておりそれを換算した場合はほぼデッキから引きたいカードを引くことができます。

つまり運に左右されません。

ですので~を引いたらという想定が必要でないです。また対戦相手にも同じことが言えるので対戦相手が~を引いていたらという想定も必要ではないです。
すべてを引いている前提で戦力を立てることが必要です。例えば~を引いたら勝ちとか~を引かれていたら負けとかそういうのが通じません。

筆者はこの対戦システムが本当に好きです。こういうシステムが好きな人多いと思うんですけどこういうシステムのゲームが本当にない。

本当にない。というかカードゲーム自体すぐ廃れるので母数自体が少ないというのも影響はしてそうですけどね。
カードゲームがすきな人っておそらく戦略,頭脳で相手に勝ちたいという願望が多少たりともあるはずです。こういうシステムはその願望を完全に満たしています。

ただこういったシステムのゲームは一つ思いつきます。それはマビノギデュエル。多分殆どの方が知らないと思うんですけど、このゲーム本当に面白かったです。

誇張抜きでカードゲームで1,2を争うほど面白かったです。なぜ廃れたのだろうか…いまだにわかりません。
ちなみにこのGWENTも廃れました(筆者の感性がおかしいだけでこのゲーム性は受けないのかもしれない)。


●イライラしない
またこのゲームは負けてもイライラしません。というのは運要素が少ないから。運で負けない時ってイライラしません。

これ何故だろうかって考えたんですけどおそらく、運要素関係なく負けた時って”どこが敗着か”自然に考えられるんですよ。
次はこうしようって頭が勝手に働きます。運要素で負けた時って敗着がわかりづらいんですよ。
運で負けたのかデッキ構築で負けたのか本当にわかりずらい。だから本当にいらいらする。改善策がわからないから。

以下駄文
ちなみに人がイライラするのは未来が見据えられないときです。よく現状の生活に満足していないと人はイライラするって言われますけど違います。

未来への道が見えている場合いくら生活が苦しくても人はイライラしません。例をあげたらわかるはずです。
人がMOBA,FPSでイライラするのって自分のどこがダメだったかわからないとき、つまり上達する未来を描けない時にイライラします。

例えばFPS初心者はイライラしません。何故ならまだまだ上達する未来が見えてるから。逆に長年プレイしている人間はイライラすることが多いです。
それはどうすればこれからうまくなるかわからないから。つまり先が見えないんです。先が暗いってことです。

これ一般論に置き換えられます。現実世界でも全く同じです。人が夢を見ていてもその夢への道が見えない場合絶望しイライラします。
逆に道さえ見えていれば人は無限の努力が可能です。これ以上話すと長くなるのでここで終わります。
以上駄文終わり

カードゲームはストレスがたまるものが多いです。例えばデュエマってありますよね。デュエマのストレスガチで半端ないです。
特にアグロデッキのストレスは尋常じゃないです。まずマリガンがない時点で運ゲーです。ですのでアグロで低コスカードが来なかった時点で8割負けです。

つぎに低コスカードを引けてもSTを引いたら負けます。STってすごいですよね。よくあの運要素を思いつきましたね。踏んだ時のイライラがやばいです。

というかデュエマってどれだけカードゲームから運要素を加えたら人はイライラするのかという実験でもしてたレベルであり得ないシステムをしてますよね。


以下駄文
ちなみに筆者は大体のカードゲームはプレイしてきました。パッと考えてプレイしてない国内のメジャーなカードゲームはヴァンガードくらいですかね。

それ以外は大体プレイしてきました。海外のカードゲームもかなりプレイしてきました。ただこういった運に左右されない対戦型カードゲームは本当に少なかったです。

逆になぜGWENTの前例があるのにこういったカードゲームが発売されないかマジで謎でもあります。本当に不可解。筆者の感性がおかしいだけ????
筆者だけがイレギュラーでこういった運に左右されないカードゲームはあまり好ましく思われてないのかな???
以上駄文終わり

ウィッチャーの登場人物がモチーフのカード

GWENTはウィッチャーの世界観を引き継いでいます。よってカードもウィッチャーのほうで登場した人物や魔物から作られてます。

ウィッチャーが好きな人はカードのデザインだけでも見る価値はあるのではないでしょうか。ちなみに筆者はウィッチャーを全く知らないので詳しいことは言えません。

gwent:ウィッチャー

金がかかる

初心者がちゃんとした構築デッキをすぐに作るにはリアルマネーがかかります。

パック、カードを生成する資源どちらもすぐにはたまりません。長く続けた場合には溜まります。はい普通のカードゲームです。

まぁ無料のゲームって基本有料のゲームより金がかかりますからね。CSゲームとスマホゲームがいい例えです。
どちら が金がかかりますかって言われたら間違いなくスマホゲームのほうがかかるって誰しもが思うはずです。

3.1 総評

GWENTは筆者は2021年半ばごろから始めました。最近ログインをしておらず久しぶりにログインしたらなんか様子が変わってるなと思いました。

でちょっと嫌な予感がしたんですよ。というのはサービス終了の匂いがかなり前からしてたから。
steamチャートってものから何人ログインしているか見れるんですけど、あまり良くない数字だったんです。

対戦は不自由でなくできます。というのはFPSを必要とするゲームではないから。つまりヨーロッパとかに住んでる人と対戦できます。
FPSを必要とするゲームは世界人口が過疎ったらまぁ終わりです。日本サーバーに限定した場合おそらく世界人口の20分の1以下の数字になるので。

で調べてみたらやっぱりサービス終了(運営のみ)してました。ですがなんかユーザーのみんなでバランス調整を行う謎のシステムがとられてました。
つまり完全には終了していないってことです。

このゲームは本当に面白いです。ただ流行らなかったんでしょうね。似たゲームでマビノギデュエルってあったんですけどこういうゲームシステムのカードゲーム流行ってほしいと常々思ってます。

ポジティブポイントネガティブポイント
対戦が奥深い半分サービス終了
勝敗が運に左右されない構築デッキを作るには時間と労力がかかる
ウィッチャーがモチーフ


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